2014年4月2日水曜日

シネドライブ2014閉幕

先月3月20〜3月24日に開催されましたシネドライブ2014が無事終了いたしました。
3日間で4会場合わせて284人の方にお越し頂きました。
沢山のご来場、誠にありがとうございました。

各上映では、関係者不在の上映は1度も無く、それぞれの上映で自分の作品や一緒にプログラムされた作品の話をするなど上映した後の広がりが生まれる、刺激的な3日間となりました。

上映スペースとして、ミニシアターの『シアターセブン』、『プラネット+1』、イベントギャラリースペースの『イロリムラ』、カフェ併設シアターの『天劇キネマトロン』など、様々な場所で上映することが出来たのは今後街や人と繋がっていく大きなきっかけになったと思います。遠方からは茨城県や福岡県からお越しいただいた方もいらっしゃいました。

シネドライブ2014を運営していく上で、作品を厳選しなかった部分は監督が実際に来場し、お客さんの前で話をする事や、その他の監督の作品の話をお互いにする事で達成出来たと思います。誰かが作品の善し悪しを決めてふるいにかけて厳選する従来の映画祭のやり方ではなく、作品と監督が自分の作品をお客さんに観せたい思いを可能にする事が出来ました。やはり自主映画の多様性と可能性を保った上でお客さんに伝えていくには、監督・役者・スタッフの関わった作品を観客に届けたい意思と、自分の上映に参加する事が何より大切だと感じました。今回募集をする上での条件だった『今作り手が観客に観て欲しい自分の映画』の持つ意味がまたもしシネドライブ開催出来るとしたなら、作品の出来不出来良し悪しではなく、それこそが上映する上での大きなハードルになって欲しいと思います。公募してもらった作品をすべて上映する事が出来て良かったです。参加監督・役者・スタッフの皆様ありがとうございました。

そして最終日のクロージングイベントでは、すべてのプログラムを鑑賞された大西健児監督より急遽賞が発表されました。

<ネドライブ大賞>
『FUCK ME TO THE MOON』滝野弘仁&高畑鍬名監督
『素人アワー』鈴木洋平監督

<錆びた剃刀の宣言賞>
『久遠の雫』山那岐昭&舛本昌幸監督

の結果が発表されました。

まだまだ本当に多くの課題の残る結果ではございましたが、『観客に観せる事』を中心とした映画祭を今後も続けられたらと思います。

シネドライブ2014に参加・協力して頂いた多くの皆様、誠にありがとうございました。

クロージングイベントまでお付き合い頂いた、監督や観客の皆さん達との集合写真になります。

2014年4月2日 シネドライブ2014:岡田真樹